【第一章:壱の卷 〜武具奪還〜】

【政宗の部屋】
畳30畳ほどあろう、大きな部屋。

白い障子は、西日を浴び夕焼け色に染まる。
部屋の奥には、政宗の武器と思わし刀が六刀。

政宗「Really?里に戻るっておめぇ、本気か?」
胡坐をかいて、いつもの切れ目が少し大きく開かれる。

政宗の横では、小十郎が正座をし無言であったが、今にも何か言いそうだ。
は頭を下げたまま、膝を折り、政宗と小十郎とは距離をおく。

「はい」
政宗「・・・・武器か」

「はい。奥州、皆様をお守りするために、蛟は必要不可欠となります」
小十「政宗様、行かせてはなりませぬ!すでにこの者、奥州の領地、伊達軍の情勢、現状に至るまで知られております。里に戻すなど・・・笑止千万!!次に会うときは敵と」

政宗「まだそんなこと言ってんのかよ、小十郎。だったら、いちーいち俺らに言いにこねぇで、escapeこいてるよ」
小十「それは・・・ここを安全に抜け出すために、嘘を」

政宗は、溜息をはく。
政宗「疑りぶけぇなぁ。イー加減、信じてやれよ」

小十「政宗様!!もしものことが起こってからでは、遅いのです!!」
「どうか・・どうか、この一度だけでいいのです。私を信じてください」

小十「〜(唸り声)」
政宗「OK!だったら、俺も里に行く」

小十(!!)

小十郎の口が開いた。
絶対に顎が外れている。

政宗は立ち上がり、後ろにおいてあった六爪をとる。
政宗「俺がこいつと一緒に行って、戻ってくりゃー、問題ねぇだろ?小十郎」

そんな突拍子もない案、飲み込めるはずもない。
あまりの出来事に、小十郎は声が出ない。

「いえ、里には私一人で行って参ります」
政宗「Ah?俺が、足でまといなんて言うんじゃねーだろーな?」

「まさか!!全面否定いたします。・・・・里は、忍でなければ入れぬような場所にあるゆえ・・。そして里に戻れば、全ての忍が私を殺そうと必死になるでしょう。里の者と戦う覚悟はできております。ですが、私が戻ってこない場合、裏切ったなどと思わないで頂きたいのです。戻ってこなかったそのとき、それは私が死」


ガシャッ


(!)
の視界に、音と同時に刀が置かれた。

数は六。
政宗「Take it(持ってきな)」

(!?)
小十「何をお考えになられているのですか、政宗様!!己の刀を渡すなど、命を渡したのと同じことです。おやめください!!」

政宗「やるわけじゃねぇ。ちぃーとばっかし、貸すだけだ」
小十「同じことです!丸腰だからとおっしゃるなら、別に用意します」

「だ、伊達様、片倉様のおっしゃるとおりです。武器でしたら、敵から奪えばすむこと。私からもお願い致します」
政宗はの前にいる、そのため小十郎からは政宗の背中しか見えない。

政宗「・・・なぁ、小十郎。こいつが蛟ってー武器取り返して、俺んとこ戻ってきたらよ。・・・こいつのこと、いい加減、信じてやっちゃーくんねぇか?」
小十「!・・・まさか、そのために武器を?」

政宗「それだけじゃねぇけどよ。まぁ、一番の理由はそれだな」
小十「政宗様・・・・」

政宗「だいたいよぉ。俺の背中は、お前が持ってんだろ?ちっとの間・・・前も頼むぜ」
小十郎は政宗の背に向かって深々と頭を下げた。

小十「この小十郎、どこまでもついて参ります。必ずや、全ての敵からお守りいたしましょう」
政宗「おぉっ?やっと、Coolになったか。おめぇも・・分がったな?」

政宗はの頭に手を置く。
断れるはずも無い。

「・・はい」
は刀をとった。

只今、装備中。

小十「政宗様、1つだけよろしいでしょうか?」
政宗「どーした?まだ、何か納得いかねぇーことでもあんのか?」

小十「政宗様の刀が、この者の手にあることは内密にしてほしいのです。つまり、私達だけが知っている、ということに。どこで各国の諜報活動をしているものの耳に入るか分かりませぬ」
それは、敵襲が攻めてきた場合、その情報を流したのはということを指している。

里もしくは甲斐の忍びであれば、武田勢が。
暗殺に失敗した、かすがであれば、上杉勢が。

政宗はに武器をとりつけたまま言う。
政宗「端からそのつもりだ。・・言ったろ?お前に信じてもらいてーのが、一番の理由だって。・・・OK、けっこう様になってるじゃねぇか」

六爪がに装着された。
空は夕闇となる。

「ありがとうございます」
は、頭を下げると障子を開けた。

「・・・行って、参ります」
政宗「あぁ。・・・いいか、必ず返しにこい。必ずだ」

「はい」
は、ふたたび頭を下げ、一瞬で姿を消した。




は夕闇に溶け込むように移動する。
(政宗「必ず返しにこい」)

あれは《死ぬんじゃねーぞ》
そう、言われている気がした。




政宗(・・・・・)

が去った場所を政宗はしばらく見ると、縁側に行く。
今宵は満月。

政宗がを拾った日も満月だった。






が去ってから1日目】

ザッ

真夜。
ここは伊賀の里。

隠れ里とされ、海の中にある、はたまた土の中にあるともされている。
さすがにそれはないが・・・近いかもしれない。

盆地。
それが伊賀の里の正体。

外壁からは山々に囲まれ、昇るような人もいない。
かといって、里に戻るたびに空から侵入するのは、カッコウの的となる。

進入経路はいくつかある。
その中でも、一番使われないルートの前にはいた。

滝の前。
激しい水音がなり響く。

滝の裏にでも通路があれば好都合だったが、滝の下。
水の中を潜っていくため、ほとんど使われないし、番をする者もいない。



【同時刻:政宗】
部屋の前の縁側に立ち、十六夜を眺めていた。

今頃、里に侵入してるか。
それとも、まだ向かっている最中か。

いつ帰ってくるかぐらい、聞いておけばよかった。
眠れそうにない、が部屋には戻ろう・・小十郎に見つかると何かとドヤされる。



(さて)
は深呼吸をして、ピタリと止まった。



政宗(さてと)
政宗は障子を開けようとして、ピタリと止まった。



(あ"ーーーっ!しまった!!そー言えば)
政宗(Shit!!今頃気づくなんて)



(この刀の持ち方・・・)
政宗(あいつの名前・・・)


((知らない))


・・・・・・・・。


(まぁ、ほら、腕も手も2本しかないし・・・・全部使う必要はないよな・・・)
六本借りた意味がない。


政宗(まぁ、なんだ・・・帰っくりゃー聞けるしな)
本当に、今頃かよ、という話だ。






里へ侵入。
案の定、有無をなしに忍びが襲ってきた。


「わざわざ、夜にくるなんてな」
「俺らが忍びだってこと忘れていませんかね」


だって忍びである。

に向かって一斉に、手裏剣とクナイの雨が襲う。
は、左にある2本の刀を。


ドスッ


の腹部を忍刀が貫いた。
「手裏剣がくるまえに、殺されるって思わなかったのかい?」

「・・・」
声と同時に、刺されたはずのの姿が消える。

「なっ・・ちっ、残像か」
忍者は、手裏剣とクナイを避け、なぎ払い、目を左右へと動かす。

「どこだ!!」
「前」


ドッ


1人の忍者が倒れる。
「お、前・・・俺より、遅かったはず、じゃ・・・」

「いつの話しですか?それ」
忍者は目を伏せた。

「おやすみなさい」
「っち、一斉にいくぞ!!」

「「「「「「「「「はっ」」」」」」」

は、2本の刀を構える。
チャキッ

「さようなら」
飛び掛る複数の黒い影が、次々と落下していった。

目指すは・・・・里長(さとおさ)の屋敷。
「・・・いつみても、綺麗です」

暗い夜に、小さな篝火が次々と出現する。
その光景はまるで空にある星が、地上に落ちてきたようだ。

「もう・・見れないですけどね」
(迷いはない)

忍鳥に掴まる忍者の空撃。
くの一による素早い攻撃。

数で攻め、陰に隠れ、隙を付き合い。
闇に潜む。

死角による攻撃。
忍者が得意とする仕掛けを掻い潜り、目的の屋敷へと向かう。

のあとには、地面に倒れる里のものたち。
逃げ出すものさえ、容赦はしなかった。

「はぁ・・・・はぁ」
息があがる。

手が痺れてきた。
せっかく直ったばかりの傷の上に、再び傷を負い、血が流れる。

(蛟を・・・蛟を取り戻して・・・・)
長い階段を上がっていく。

ぽたり、ぽたりと血の跡が、歩いたあとを残す。
(・・早く・・・蛟、蛟を、早く)

すでに、夜が明けようとしていた。
木戸を開け

ザッ

5つの影が襲う。
忍1「久しぶり、生きてるなんて」
忍2「とっとと死んでりゃ、よかったのによ」

忍3「今度は手首でなく、首をとばす」
忍4「じゃー俺は、あのムカつく目でも刺すか」

忍5「最後に言い残す言葉は?」
ぜぇぜぇっとみっともない息をする

口元に笑みをつくった。
「おやすみ、なさい」

全ての攻撃を跳ね除け、部屋の中に消える。
忍1「死角をつくるな!」
声と同時に、5人の忍者は背を合わせあい、構える。

ザリ
((((!!))))

忍3「そこか!」
音をした場所に、いっせいに飛び掛り忍刀を。

忍4「なっ!」
下げる。

1人の忍者が倒れていた。
「手首の傷が、一番、ひどかったです」

ドドッ

忍3、4が倒れる。

忍1「おい、どーなってる!?!?」
「陣形をとる前に、1人、倒しました」

陣形のときは5人いた。
では、すでにあのとき・・・自分のよこには。

「まったく、気づかなかったんですね。・・・・哀れなやつだ」
忍1(それは、俺がお前に言ったこ)

ドス

ずるりと1人の忍者が倒れた。
「さてと」

ぎろりとの浅葱色の目が、最後の忍者を捕らえる。
闇に浮かぶ浅葱色が、徐々に近づいてくる。

忍2「あっ・・・待て、待て待て待て。俺は里長(さとおさ)に言われただけで、本当は、したくなかったんだ。こいつらが、無理やり俺のこと連れてきてさ、やらなきゃ、殺るっていうから・・なっ?許してくれよ。ほら、このとおり、謝るからさ」
忍2は、闇の中でに向かって土下座をした。

忍2の前に来てはとまる。
忍2(こいつは甘ちゃんだから、これで大丈夫だろ)

こいつは、そーゆーやつだ。
「無理矢理・・・私と、同じ・・ですね」

(私も、かすがの暗殺の任なんて受けたくなかった・・・でも、里長(さとおさ)の命だったから・・・)

忍2「あっあぁ、そうなんだ!!無理矢理だったんだよ(かかった)」
「・・・里長(さとおさ)に、聞きたいことがあります。どこに、いますか?」

の体が少し横を向いた、自分から目線を外すのを忍2は狙っていた。
忍2「里長(さとおさ)は、いつもの部屋で・・・・てめーのがはぁっつっっ」

部屋にいると言った瞬間、僅かに視線か右に逸れ、忍2は襲いかかろうとしたが。

ぐしゃりとが忍2の頭を踏み潰す。
「貴方には、頭を踏まれました」

キシキシという音がなる。
「里のため、里のためといっている私を笑っているといっていました」

忍2「んがあぁあっ」
言いたくとも、床に口と顎がなすりつけられしゃべれない。

「おやすみなさい」
ごぎりという鈍い音が室内になる。

「・・・・・」



「里長(さとおさ)・・・・蛟を返してください」
里長「ふぉっ、気づいておったのか、さすがじゃのぉ」

部屋の中央から、音も無く人の良さそうな老人が現れた。
里長「返せ、とはおかしな話じゃ。元は里のもの」

が明けた木戸から、朝日が差し込んだ。
「宝の持ち腐れです。蛟が、里の反逆者が持つという迷信、打破してさしあげます。さぁ、その手にある蛟、返してください」

は手を前に出しながら里長に近づく。
里長「・・・・ふぉっふぉっふぉっ」

(?)
里長「ふぉっーーふぉっふぉっふぉっふぉっ!!!!」

里長は、腹をのけぞり笑い続ける。

里長「迷信じゃと?すでにお前は、里を滅ぼしたも同じじゃ」
「何をおっしゃていられるんですか?」


里長が蛟を持ったまま、開いている木戸指す。
里長「ここからは、里、全体がよー見える。ほれっ、日もでてきおった、お前の目で里を見てみろ」

「私は蛟を」
ドカァッ

が蛟を取ろうと手を伸ばし、里長に木戸まで蹴り飛ばされた。
「くっ」

よろける頭を押さえながらは立ち上がる。
目の前には里・・・・。

(!!)

は里を見たまま、とまる。
里長「どうじゃ?里は・・・・・・・・血の池地獄のようじゃろぉう?」

ここまでくるために、里の忍を相手にしてきたのだ、お主の体は返り血まみれ。
地面、木々、屋根や水のみ場にいたる全ての場所が、血で染まった里を見て、気づくじゃろ。

は震えている。
里長「どうしたんじゃ?お前が殺したんじゃよ。里の者を。・・はやり、蛟の使い手は反逆者がもつものじゃの・・・」

だらりとの腕が下へとおり、戦闘体勢を無くす。
里長は、口が裂けんばかりに笑い、蛟を持ちながらに近づく。

里長「これで、分かったじゃろ?お前が里を滅ぼし、蛟の伝えは本当じゃと」
「違う・・・違います、里長・・・私は、そんな・・・。だって、私、私は」

里長「反逆者には、死を」
「私は・・・私は、里の」

里長「終わりじゃ、海月!!!」
里長が蛟を振り下ろす。



ガキィイイン



里長(!!!)
は里を見たまま、死角からの攻撃を刀で受け止める。

「全員、峰打ちできたんですよ?・・・刃をみてください」
里長は、一瞬目線をから離し・・た瞬間、は刀に蛟の刃を絡まし、体を回転させ、里長ごとなぎ払った。


ゴフッ


・・・・カラン


部屋の反対方向にまで飛ばされ、1本の蛟が里長の手から離れた。
は蛟を拾い上げる。

「あと・・・一本」
が蛟をもったとたん、刃が伸びはじめ浅葱色ともいえぬ淡く暗い光を纏う。

壊れた部屋の木々を背に里長は、驚愕を隠せない。
自分の攻撃を受け止めた刀は、刃ではなく背の部分。

刃には血が一切ついていない。
の体につく血はすべて自分のものだった。

部屋に倒れる忍者から、血がでていない。
里長は忍2を見た。

あの音は、首の骨が折れた音では。
「彼は、前歯がかけたかもしれません。音は、こうして」

は自分の手と手を合わせて、ゴギリと鳴らした。
「かすがに、指が太くなるからやめろって言われてたんですけどね。このときばかりは仕方ない・・・」

里長はよろりと立ち上がり。
里長「血の里を見て、震えて・・・おったんではないのか」

肋骨が一本いかれていることが分かる、声が切れ切れだ。
「・・・違います。里長」




は、木戸を見る。
目線を外しているが、隙が無い。




「櫻が綺麗だなーって」
木戸の間から、薄く淡い櫻の花びらが見えた。


「さよなら、里長」
は刀を振り下ろす。



ドッ





・・・・・・・・・・。



ザザザッ

は一本の木の枝でとまる。
六爪は背に移動させ、腰の左右に蛟を携えている。

急ぐ必要があった。
峰打ちでは、気絶させる程度。

無事に蛟を取り戻したところで、最初に倒した忍が意識を取り戻されては、また相手にしなくてはならない。
はっきり言って、そのときは勝てる自信がなかった。

戻るための体力ぐらいしか、残っていないと思ったから。

体力がそれしか残らないと判断したのも、里を相手にした、というのが理由の1つだ。
もう1つは、峰打ち。

斬るよりも、体力も力も腕への負担も倍になるのが問題だった。
まぁ最初から、峰打ちをすると決めた。

目的は、蛟を取り戻すこと。
殺しではない。

手が痺れ、通常の掴む力より弱い。
足元も覚束ない。

から青い鳥が飛び立つ。

(・・・・・急ごう)
まだ終わってない。

本来の目的が、まだ。






里では・・・。

八部咲きの櫻が里を覆う。
次々と目が覚める忍たち・・・骨折をしてるものはいるが、誰も死んでいない。

後ろの5忍はまだ気絶している。
里長(役立たずものどもめが・・・・)

里長(まだじゃ・・・まだ、終わってはおらんぞ、。おぬしが死ぬまで)


里長は笑む。





政宗は。
庭園で険しい顔をしながら立っていた。

名前を知らないと知った瞬間、胸騒ぎがした。
思い出しても、名前さえ呼べない歯痒さが生まれる。

政宗(・・・女々しいねぇ)
自分でそう思ったのは、果たして何度目だろうか。

小十「政宗様、朝餉の準備ができました」
政宗「おうっ、分かった」

政宗(まぁ、俺が心配するなんて、ガラじゃねーか。・・・けどよ。早く、戻ってこいよ)

政宗(良くわかんねぇけど、見えねぇーと落ちつかねぇ)
小十郎と政宗は、廊下を歩く。

青々とした竹が・・・。
ガサリと音を立てた。

小十郎は身構える。
出てきたのは。

「筆頭―――――!!!」
「頭(かしら)――――――!!!」

伊達軍の兵達。
どっちも政宗のことを呼んでいる。

小十郎は鞘から手を離す。
政宗「? どーした、おめぇら、朝っぱらから」

一瞬、あいつかと思った。
伊達兵が、ぜぇぜぇと肩でするような息を落ち着かせる。

「筆頭!!敵襲です!!」

政宗(?!)
小十(!!)

「相手は!!」



龍の門の前。
??「政宗殿ーーーーーーー!!この真田幸村、手合わせ願いたく参ったぁあーーーーー!!」

??「旦那ぁ。叫んだって聞こえないよぉ?(;^ ^)」
幸村「佐助、何事も礼儀というものがあろう!!」

佐助「んー、忍の世界じゃ、ありえな」
幸村「行くぞ!!」

幸村が脱兎のごとく門へと向かった。
敵襲と言っても、単純に本当に幸村は手合わせに来ただけだった。

幸村は・・・。
佐助(・・・・・)

佐助の手には、一枚の白い紙、そこには墨で書かれた文面。
幸村「佐助ーーーー!!何をしておるっ!!早く、行くぞ!!」

佐助はにこっと笑って
佐助「ん〜?何でもないよぉ、旦那」

幸村のあとにつづいた。






政宗は甲冑を付ける。
政宗「・・・・・」

小十「・・・政宗様、やはりあの者は」
政宗「それ以上言うな、小十郎。・・・・まだ、決まっちゃいねぇ」





【その頃の

(・・・重い)
刀が六本、蛟が二本、そりゃそうだ。









第一章 弐の卷 〜誰を信ずるか〜
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【秋音より】

読んでくださり、ありがとうございます(お辞儀)
なるべくギャグを!!ギャク要素を!!と思っておりますが・・・
なんだか、シリアスが強くなってしまっています。